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情報システム部門向け

Ploto 導入審査向け技術情報

Ploto の実行権限、保存データ、外部通信、AI連携、暗号化、アンインストール時の挙動をまとめています。

審査用サマリー

1. 製品・文書情報

本書は、Windows 向けプロジェクト管理アプリケーション Ploto(以下「本アプリ」)の情報システム部門向け技術情報です。企業・団体のアプリ導入審査に、このページのURLまたは印刷・PDF保存した文書を利用できます。

本アプリを業務データに利用できるかどうかは、データの機密区分、端末・保存先のアクセス制御、バックアップおよび組織のアプリ利用基準を踏まえて、利用組織が最終判断してください。

2. 配布・実行方式・権限

本アプリは Rust、Tauri および Windows WebView2 を用いたデスクトップアプリで、Microsoft Store から MSIX として配布・更新します。通常実行時に管理者権限への昇格を要求しません。

MSIX マニフェストでは、デスクトップアプリとして動作するため runFullTrust を宣言します。これはサインイン中の利用者と同じ権限で動作することを意味し、管理者権限を自動的に付与するものではありません。本アプリは Windows サービス、スタートアップ項目またはスケジュールタスクを作成しません。

AIターミナルを利用する場合、本アプリは画面にターミナルを表示したときに限り、サインイン中の利用者権限で PowerShell、Git Bash または WSL を子プロセスとして起動します。内蔵 PowerShell はそのプロセスに限って -ExecutionPolicy Bypass を指定して起動し、端末・ユーザーの実行ポリシーは変更しません(グループポリシーで設定した実行ポリシーはこの指定より優先されます)。また、AIクライアントが Ploto に接続するための実行エイリアス ploto-mcp.exe をパッケージに含みます。これはAIクライアントが起動する接続専用のモードで、画面を持たず、Ploto 本体へ中継するだけです。

3. Microsoft Defender・アプリ制御での注意点

Microsoft Store で認証・配布されているアプリであっても、組織の端末では Microsoft Defender やアプリケーション制御の設定によって、インストール、起動またはファイル保存が妨げられる場合があります。本アプリは Rust および Tauri で実装したネイティブ実行ファイルを含みます。この構成のアプリは、配布開始直後など実行実績(prevalence)が少ない時期に、ヒューリスティック検知や実績ベースのブロックの対象になりやすい傾向があります。Store の認証は、組織側で設定したこれらの制御を免除するものではありません。

想定される事象:

パッケージ識別情報(許可規則にはこの値を使用してください):

これらの値は、インストール済みの端末で PowerShell から Get-AppxPackage を実行しても確認できます。

PackageFullName とインストール先パスはバージョンごとに変わります。アプリケーション制御の許可規則には、パスではなく上記のパッケージ名、PFNおよび発行者情報を利用してください。

組織側で許可を検討する場合:

本アプリは Windows サービス、スタートアップ項目およびスケジュールタスクを作成しません(第2項)。検知が発生した場合はヒューリスティックによる誤検知の可能性がありますが、実際の取り扱いは組織のセキュリティ運用基準に従って判断してください。

4. ファイルアクセス

技術上は、実行利用者がアクセス権を持つファイルを読み書きできます。製品機能として扱うのは、利用者が開く・保存する・取り込む・書き出す対象として選択したファイル、本アプリの端末内設定・作業ファイル、および同時編集防止用ロックファイルです。

端末内のファイルを網羅的に走査する機能、任意のフォルダーを監視し続ける機能、またはプロジェクトファイルを外部へ自動アップロードする機能はありません。保存先の読み書き権限は Windows およびファイルサーバーのアクセス制御に従います。

5. 保存されるファイルと情報

プロジェクト: 利用者が指定した場所に .ploto ファイルとして保存します。形式は標準的な SQLite データベースです。タスク、担当者名、日程、ToDo、ノート、ホワイトボード、設定等が含まれます。テンプレート、取込元および Excel 等の出力ファイルも利用者が選択した場所で読み書きします。

作業コピー: プロジェクトを開いている間、プロジェクト全体の作業コピーを Windows のアプリ用ローカルデータ領域に作成します。正常に閉じた場合は削除し、異常終了で残ったコピーは次回起動時に削除を試みます。

ロックファイル: 編集時、プロジェクトと同じ場所に 対象の.plotoファイル名.lock を作成します。Windows ユーザー名、コンピューター名、プロセスID、開始時刻および更新時刻を保存し、正常終了時に削除します。共有フォルダーでは、その場所にアクセスできる利用者または管理者から参照可能です。

端末内設定: UI設定、ライセンスキー、案内表示状態、編集者設定等を Windows が管理する本アプリのローカルデータ領域に保存します。最近開いたファイルは %USERPROFILE%\.ploto\recent-files.json に最大10件のパスと最終アクセス日時を保存します。一部の補助設定ファイルは %USERPROFILE%\.ploto に保存します。プロジェクト内部の作成元判定に用いるランダムな識別値を保存する場合があります。この値にOSの端末識別情報や個人情報は含まれず、外部へ送信しません。

AI連携: AI連携の同意状態、体験版の利用回数、AIターミナルのライセンスコードおよび Store 検証日時を、アプリのローカルデータ領域の ai-access.v1 に Windows DPAPI で保護して保存します。AIクライアント向けの作業フォルダ %USERPROFILE%\.ploto\ai(WSL 利用時は %USERPROFILE%\.ploto\ai-wsl も)に、MCP 接続設定(.mcp.json、opencode.json、.vscode/mcp.json、.cursor/mcp.json、.gemini/settings.json)、AI向け説明書(AGENTS.md、CLAUDE.md、GEMINI.md、PLOTO.md、references/)および接続用スクリプト(ploto.ps1、ploto.cmd、ploto.sh)を有効化のたびに書き直します。いずれも認証情報を含みません。詳細は第7項を参照してください。

6. ネットワーク通信と許可リスト候補

プロジェクトの作成・編集・保存および購入済みライセンスの検証にインターネット接続は不要です。アプリ内WebViewには外部サイトへ接続しないための Content Security Policy を設定しています。外部ページは、利用者の操作により既定Webブラウザまたは Microsoft Store で開きます。

AI連携では、本アプリは同じPC内の AI クライアントからの接続(名前付きパイプによる MCP と、127.0.0.1 へのループバック HTTP)だけを受け付け、本アプリ自身が AI 関連の外部通信を行うことはありません。接続方式の詳細は第7項を参照してください。AI CLI が行う AIサービスへの通信(各AIサービスの API エンドポイント等)は、利用者が導入した AI CLI の仕様と組織のネットワーク設定に従います。

組織で通信を制限する場合の主な接続先候補は、apps.microsoft.com(製品・レビュー)、buy.stripe.com・checkout.stripe.com(Web購入)、ploto-v2-license-webhook.vercel.app(購入完了・接続確認)、docs.google.com(任意フォーム)、ploto-app.com(公式サイト・マニュアル・本書)、hiroking-ocean.github.io(アプリ内のマニュアル・本書リンク)です。各サービスのCDN、認証、フォント等の付随ドメインは各社仕様に依存します。

Windows Update、Microsoft Store、Windows Error Reporting 等によるOS・プラットフォーム通信は、端末および組織の Microsoft 製品設定に従います。

7. AI連携(AIターミナル・MCP)

AIターミナルは、利用者がこのPCに導入し自身で契約・サインインした AI CLI(Claude Code、Codex、Gemini CLI、OpenCode、GitHub Copilot 等)から、Ploto で開いているプロジェクトを読み取り・編集できるようにする機能です。本アプリは AI CLI を同梱・自動インストールせず、AIサービスのアカウントや API キーも扱いません。

接続方式: AI は、次のいずれかの経路を通してのみ Ploto を操作します。どちらも同じ PC 内の接続に限られ、ネットワーク上の他の端末からは接続できません。Ploto のプロジェクトファイルやデータベースへ AI が直接アクセスする API は用意していません。

データの流れ: AIが読み取ったプロジェクトの内容(タスク名、担当者名、日程、ノート、ToDo、タグ等)は、AI CLI を通じて利用者が選んだAIサービス提供者へ送信されます。この送信は Ploto 提供者のサーバーを経由しません。学習利用・保存期間・処理地域等の取扱いは、利用者とAIサービス提供者との契約に従います。業務データを扱う場合は、組織が承認したAIサービスと契約プランの利用を利用者へ周知してください。

許可と操作範囲:

AIクライアントの設定への書き込み: 作業フォルダ(第5項)以外に、次の場合だけ各AIクライアントのユーザー設定へ Ploto の MCP 接続設定と、接続を案内する短い説明書(Skill)を書き込みます。書き込むのは Ploto の項目だけで、他の設定は変更しません。

AIに渡す説明書: Ploto は、AIが本アプリを正しく操作するための説明書(操作手順、API 仕様、書き込み前の確認、推測で編集しないこと、認証情報や DB を探索しないこと等)を、MCP の初期化応答および作業フォルダ内のテキストファイルとして AI に渡します。説明書は AI の振る舞いを案内するものであり、安全上の境界は上記の許可・読み取り専用・保存不可の仕組みで担保しています。全文は別ページ「Ploto がAIに渡す説明書」で確認・コピーできます。

体験版とライセンス: 体験版では API/MCP の操作を合計60回まで受け付けます。回数とライセンスは端末内で管理し、Ploto 提供者へ利用状況を送信しません。Store 版の購入確認は Microsoft Store の仕組みで行います。

組織での無効化: システムまたはユーザーの環境変数に PLOTO_DISABLE_AUTOMATION=1 を設定すると、AI連携の有効化を拒否します。これは本アプリ内の設定であり、アプリケーション制御や組織の AI 利用基準を代替するものではありません。AI CLI 自体の利用可否は、組織の端末管理・ネットワーク制御で管理してください。

8. 外部サービスと送信情報

Microsoft: アプリの配布、更新、Store内購入、レビューおよびOS診断を処理します。Ploto 提供者は Partner Center から集計された配布・品質情報を確認する場合があります。

Stripe: 利用者がWeb購入を開始した場合に、決済情報、購入者メールアドレス、商品・金額・通貨・日時、接続情報およびプライバシーポリシー第3.2項の端末ハッシュを処理します。カード番号等は Stripe が直接処理します。

Vercel: Stripe の購入完了情報を受け、署名済みライセンスキーを生成します。購入者用の独自データベースは設けていませんが、運用ログが処理される場合があります。

Resend: 購入者のメールアドレスへライセンスキーを送信し、宛先、本文および配信情報を処理します。

Google: 利用者が任意フォームを送信した場合に回答内容等を処理します。公式サイトでは Google Analytics 4 と Google Fonts を利用します。本アプリ本体には Google Analytics を組み込んでいません。

GitHub: GitHub Pages により公式サイト、マニュアルおよび本書を配信し、標準的なアクセス情報を処理する場合があります。

FormSubmit: 公式サイトのお問い合わせフォームの送信内容を中継し、Ploto 提供者のメールへ届けます。

利用者が選んだAIサービス: AIターミナルを利用した場合、AI CLI がプロジェクトの内容を当該AIサービスへ送信します(第7項)。これは利用者と当該事業者との契約に基づくもので、Ploto 提供者の委託先ではありません。

9. 暗号化・認証・安全管理

.ploto、作業コピーおよびロックファイルには、Ploto 独自の保存時暗号化を施していません。機密情報を扱う場合は、BitLocker・EFS等のOS機能、保存先ACL、共有権限、バックアップ、持出し制御等を組織側で設定してください。

Pro ライセンスは Ed25519 電子署名を端末内で検証します。これはライセンスキーの正当性を確認するもので、プロジェクトを暗号化する機能ではありません。Web購入用の決済情報は Stripe のホスト画面で入力し、ライセンス発行Webhookは Stripe の署名を検証してから処理します。秘密鍵および外部サービスのAPIキーはアプリ本体に同梱しません。

利用組織は、最小権限のWindowsアカウント、端末暗号化、保存先アクセス制御、バックアップ、マルウェア対策、OS・Storeアプリの更新、外部フォームへの機密情報入力制限等を実施してください。

10. アンインストールと残存データ

Microsoft Store 版のアンインストールでは、Windows が管理する本アプリのローカルデータ領域は通常削除されます。一方、利用者が指定した保存先のプロジェクト、テンプレート、取込元、出力ファイル、および %USERPROFILE%\.ploto(AI 用作業フォルダ ai・ai-wsl を含む)は削除されません。完全に削除する場合は、必要なバックアップを確認したうえで利用者または端末管理者が削除してください。

AI連携で各AIクライアントのユーザー設定へ登録した Ploto の MCP 設定と Skill も、アンインストールでは削除されません。アンインストール前に Ploto の接続設定画面で解除するか、config.toml 内の # >>> ploto MCP >>> から # <<< ploto MCP <<< までの区画、JSON 設定内の ploto 項目、各 skills フォルダ内の ploto-control を削除してください。

異常終了やアクセス権の問題により作業コピーまたはロックファイルが残る場合があります。ロックファイルは、誰も対象プロジェクトを編集中でないことを確認してから削除してください。

11. 問い合わせ・法人導入時の確認

本書、情報の取扱い、セキュリティ仕様、法人・団体での導入審査、購入記録またはライセンスに関する質問は、下記へご連絡ください。組織所定の確認票がある場合は、質問事項をメール本文または一般的な文書形式でお送りください。

脆弱性または情報取扱い上の懸念を発見した場合は、公開投稿ではなく下記のメールアドレスへ連絡してください。

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