工程表を作るはずが、Excelのセルを塗っている
「工程表は、Excelでお願いします」「WBSも、Excelで提出してください」取引先からの一言。日付を並べ、罫線を引き、番号を振り、セルを一つずつ塗っていく。工程のことはまだ何も考えていないのに、気づけば夕方になっている。できあがった表は、小さな画面には収まらない。顔を近づけ、眉間にしわを寄せて、細かな文字を一行ずつ追う。
関数を覚えれば、少しは楽になるかもしれません。でも、欲しいのはExcelの知識ではなく、提出できる工程表です。
工程表アプリのPlotoなら、関数も罫線引も覚える必要はありません。タスクを入れれば見やすいバーが引かれ、矢印でつなげば日程が自動で調整されます。細かくて見づらいときは、行を大きく表示したり、ctrl+スクロールで時間軸を拡大できます。
作った工程表は .xlsx で出力。ガントチャートもExcel出力も無料で、期限はありません。提出先が工程表やWBSをExcelで求めていても、そのまま渡せます。
作ってからExcelに出すまで
- Plotoを入れる
WindowsのMicrosoft Storeから無料で入手します。 - 工程を入力する
+ボタンでタスクを追加しましょう。出現したバーをドラッグして調整すれば日程が決まります。
また、今あるExcelの工程表から始めることもできます(後述)。 - 矢印でつなぐ
バーの端の丸いドットを、次の工程へドラッグします。これで前後関係が決まります。 - Excelに出力する
「ファイル」メニューの「WBS出力(Excel)」を開き、内容を確認して「エクスポート」を押します。
Excelなら、日付を順に書き直して、セルを塗り直す場面です。Plotoではバーを1本動かして、もう一度出力するだけで済みます。
WBSのExcel提出にも、そのまま使える
工程を親子の階層に分けておくと、出力するExcelに 1.1、1.2 のようなWBS番号が付きます。階層の深さに制限はありません。
出力の画面では、右側のプレビューを見ながら次の項目を変えられます。この設定も、すべて無料です。
- レイアウト: 俯瞰向けの「ロードマップ」、階層や担当まで示す「詳細WBS」、罫線を強調した「フォーマルWBS」
- 列: 出す列を選び、順番と見出しの名前を変更
- 色: バーの配色、見出しの色、フォントと文字サイズ
- 休日: 土曜、日曜、祝日の色分け
- 対象: 提出するタスクだけを選択
選ばなかった列と、社内向けのメモやToDoは出力されません。設定は保存できるので、毎月の提出でも同じ形式で出し直せます。
出力されるのは通常の .xlsx ファイルで、バーはセルの塗りです。Excelで開いて確認も印刷もできます。日程が変わったときはPlotoで直して、出力し直すだけ。
今あるExcelの工程表やWBSも、そのまま持ち込める
作りかけの工程表やWBSがExcelにある場合は、起動画面の「Excelから取り込む」で .xlsx ファイルを選びます。
読み取るのは工程名、開始日、終了日または日数、担当者、進捗などの列です。1.1、1.2 のようなWBS番号があれば、階層も復元します。列はプレビューで確認でき、自動で判別できなかった列はその場で指定し直せます。バーは日付の列から描き直されるので、手で塗ったセルの色は気にしなくて大丈夫です。
無料でできること、できないこと
| 無料 | Pro(買い切り) | |
|---|---|---|
| ガントチャート(自動スケジュール、階層は無制限) | ○ | ○ |
| Excelの取り込みと出力(設定を含む) | ○ | ○ |
| 祝日の手動登録 | ○ | ○ |
| PDF出力 | 標準の設定で出力 | 細かい設定も可能 |
| 国の祝日の一括取り込み | − | ○ |
| 稼働日を基準にした期間の計算 | − | ○ |
| カンバンボード、ノートなどのガント以外のビューの作成 | − | ○ |
Excelで提出する工程表やWBSを作るだけなら、無料の範囲で完結します。価格はトップページの料金をご覧ください。
Plotoが向かない場合
- Windows以外で使う: Macやスマートフォンのアプリはありません。
- 複数人で同時に編集する: データはPCの中のファイルに保存します。同時編集には、クラウド型のツールが向いています。
- 会社のPCにアプリを入れられない: この場合は、Excelで作り続けることになります。
次に予定が変わったら
基礎工事が3日延びても、バーを1本動かして、もう一度出力するだけです。塗り直す色は、もうありません。
まずは手元のExcelを取り込んで、工程を何本かつなぎ、バーを動かしてみてください。操作の詳細はガントチャートのマニュアルにあります。